ひと駅ごとの小さな旅

四条大宮駅

嵐電の四条大宮駅から西寄りの広いエリアを「 壬生 みぶ 」と呼ぶ。
昔は湿地で、京野菜の壬生菜、
セリなどの産地だった。
壬生寺や八木邸がある新選組の
まち・坊城通を歩いてみた。

四条大宮駅

嵐山を約25分で結ぶ嵐電の四条大宮駅。
途中の帷子ノ辻駅で乗り換えると、仁和寺や妙心寺、龍安寺、等持院などへ便利だ。

梛神社

まちなかのスポット梛神社は壬生の氏神。
5月の第3日曜日の祭礼は神輿行列。6月30日の夏越祓には茅の輪くぐりの行事も。

嵐電(らんでん)の四条大宮駅から四条通を西へ行くと、坊城通のかどに梛(なぎ)神社がある。

ここは貞観11年(869)に疫病が流行したとき、播馬国(はりまのくに)広峰(兵庫県姫路市 )から牛頭天王(ごずてんのう)(素戔嗚尊)(すさのおのみこと)の神霊を勧請して鎮疫祭を行ったが、神輿(みこし)を梛の林中に置いて祭ったのが起源とされ、のちに神霊を八坂に遷祀(せんし)したため元祇園社とも呼ばれている。

旧前川家

八木家の斜め向かい、綾小路通に面した旧前川家。長屋門の出窓は新選組が改築した遺構と伝えられている。

壬生寺

壬生寺では、新選組が大砲(おおづつ)や剣術、馬術の訓練をしたという。本堂には延命地蔵菩薩を祭る。

四条大宮駅

壬生寺の向かいにある旧神先家住宅。
主屋は文政3年(1820)に建てられたと伝わる武家屋敷ふうの貴重な上層民家(有料)。

建甕槌神(たけみかづちのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)を祭る境内の隼神社は、大正7年(1918)に坊城蛸薬師から移されたが、梛神社とともに厄よけ、疫病払いの神として信仰を集めている。

四条大宮駅

坊城通を南に行くと、赤い「誠」の旗が風に
揺れているのが八木家住宅である。

ここは往時、壬生村きっての旧家で、幕末には新選組の近藤勇、土方歳三らの宿舎になり、壬生屯所として使われていた。東向きの長屋門は文化元年(1804)、主屋は同6年(1810)建築と伝わる京都市指定有形文化財である。

新選組のファンだけでなく、壬生のまちを楽しみたい観光客、修学旅行生も訪れる。嵐電沿線の観光ポイントのひとつだ。

近藤勇の胸像

近藤勇の胸像。

千体仏塔

千体仏塔

八木家の南には正暦2年(991)に創建、本尊の延命地蔵菩薩(重要文化財)をはじめ、多くの地蔵菩薩を祭る律宗の別格本山・壬生寺がある。ここは厄よけ、開運の寺として知られ、2月の節分会は900年もの長い歴史を持っている。境内には塔頭(たっちゅう)の中院、壬生狂言が開かれる大念仏堂(重要文化財)、千体もの石仏を安置した千体仏塔などの堂宇のほか、壬生塚には近藤勇の胸像や芹沢鴨らの墓塔があり、新選組ファンらの参詣が後を絶たない。この辺りは静かな住宅街。壬生寺の南側の仏光寺通は古くからの商店街だった。現在も往時をしのばせる商店が点在。京都の庶民の暮らしが垣間見られる。

近藤勇の胸像

ガイドつきで内部の見学ができる新選組壬生屯所旧跡の八木家。屋敷には隊士がつけた刀傷が残っている(有料)。

千体仏塔

さまざまな和菓子が評判の京都鶴屋・鶴寿庵。抹茶と和菓子(756円)。さまざまな新選組グッズも観光客に人気だ。

Information

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壬生寺

午前8時~午後5時30分
(11月1日~2月末日は午後5時まで)

境内無料
(壬生塚と歴史資料室は午前8時30分~午後4時30分。

大人200円、小・中・高校生100円)

tel: 075-841-3381

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八木家

午前9時~午後4時30分(受付終了)

大人・中・高校生1,000円、子ども700円(抹茶と屯所餅つき)/中・高校生600円、子ども300円(見学のみ)

tel: 075-841-0751
(京都鶴屋・鶴寿庵)

Information

旧神先家住宅
(京都清宗根付館)

午前10時~午後4時30分(受付終了)

大人1,000円、高校生以下500円

tel: 075-802-7000

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