ぶらり西院さい発見!

西院駅から出かけよう

第3回 /
音楽が生まれ育つ街・西院

西院はミュージシャンが生まれ、育ち、活躍することを街全体で応援し、音楽との結びつきが深い街だと思います。そんな西院に点在する音楽に関連したスポットをご紹介します。

オールジャンルの音楽と触れ合えるライブハウス

music cafe OOH-LA-LA

西院のミュージックシーンといえば、ここウーララを抜きにしては語れません。自身も長年バンド活動を行い、現在では弾き語りアーティストとして活躍する晴天虚空蔵さんが立ち上げた西院の古株ライブハウスです。「ライブハウスの運営はいろいろと大変なことも多いですが、みんな音楽に一生懸命だから、せめて自分がやれることを」と、音楽表現の場であり、音楽に触れられる楽しい空間を提供し続けています。ステージ奥では、イラストレーターのひさうちみちお氏による壁画が存在感を放っています。これは実は天使を表していて、ここからさらに進化する予定があるのだとか。連日たくさんのアーティストがこのステージでライブを行い、中にはその後メジャーデビューを果たした人も。運営が窮地に陥ったときもありましたが、「ウーララが無くなったら困る」というお客さんやアーティストに支えられ励まされて、今年で17年を迎えたそうです。出演者も交えたライブ後のお酒とおしゃべりも楽しみなひとときで、夜な夜な音楽好きが集います。

music cafe OOH-LA-LA

music cafe OOH-LA-LA
18:30~24:00 不定休
お問い合わせ075-925-8121
http://www.ooh-la-la.jp/
アクセス:嵐電嵐山本線「西院」駅より徒歩約6分

若きアーティストをバックアップするスタジオ

music studio hanamaui

設計段階からこだわりを持って作られたハナマウイは、音響に自信ありのスタジオ。本格レコーディング機材を揃え、機材レンタル、機材買い取りなどさまざまな面から音楽活動を12年以上サポートし続けています。HIP HOPバンドのベースとして活躍する代表の宮一敬さんは「西院は音楽との距離が近い街だと思います」と語り、また、「音楽に夢を持ってもらいたい。若いときに音楽をやった経験は糧になるだろうし、音楽シーン全体に良い影響があると思います」と、高校生軽音楽コンテストを主催し、次世代のミュージシャンたちを応援しています。楽器やヴォイストレーニングなど各種レッスンも開催しており、中にはDJレッスンもあります。DJ機材は特に充実しており、遠方から練習をしにくる人もいるそう。プロ・アマ問わずベテランからミュージシャンの卵まで幅広いジャンルのミュージシャンたちが、日々腕を磨いています。

music studio hanamaui

music studio hanamaui
12:00~2:00 年末年始休み
お問い合わせ:075-313-2121
http://www.hana-mauii.jp/
アクセス:嵐電嵐山本線「西院」駅より徒歩約5分

通いたくなるユニーク居酒屋

居酒屋こころ

軽快なトークの店主・フレッシュ・コータ さんは、京都市内のさまざまなライブハウスに出演するミュージシャン。5年前に友人のお母さんがこの地で営んでいたおばんざい店が閉店する際、後継者として名乗りを上げ、お店をスタートさせました。日替わり海鮮丼を始め、ワンコインでお腹いっぱいになるランチメニューが並び、「毎日来られるような値段にしたいから」という思いから、夜のメニューもどれも良心的な価格設定。お客さんが食べたいと言った料理を積極的にメニューに取り入れたり、自身もお酒が大好きというだけあって、日本酒や焼酎が楽しめるお得セットを作ったりもしているそうです。料理とお酒も魅力ですが、親交のあるミュージシャンのライブ情報やCD、コータさん私物の漫画など店内には面白いものがたくさんあり、時間を忘れて長居してしまいそう。音楽関係者やダンサーなどさまざまなアーティストも訪れるそうで、音楽談義に花が咲くこともあるかもしれませんね。

居酒屋こころ

居酒屋こころ
11:30~14:00、18:00~24:00 不定休
お問い合わせ075-325-5280
https://twitter.com/saiincocoro
アクセス:嵐電嵐山本線「西院」駅より徒歩約5分

西院に音楽が満ちるイベント

ザ・西院フェス 2017

毎年夏には、西院一帯に音楽が響くイベントが開かれています。「西院ミュージックフェス」実行委員会の代表を務めるのは、バー「サルベージ」と「オーバーグラウンド」のオーナー佐藤元紀さん。始まりは、バーテンをしていた佐藤さんと、大学生、フリーターの友人3人で何気なく話した「何か西院で面白いことしよう!」という会話だったそうです。資金もコネも、音楽の知識もイベント運営のノウハウもなく、あったのは熱意のみ。手探りで試行錯誤しながら回を重ね、徐々に規模も知名度も拡大し、今年で16回目を数えるまでになりました。ボランティアが主体となって運営し、ステージの反応がダイレクトにプレイヤーに伝わる観客によるチップ制という、手作り感は変わりません。「これだけ駅からすぐの場所でやるフェスはないと思いますよ」という佐藤さんの言葉通り、西院周辺の飲食店、銭湯、路上、神社、幼稚園などあらゆる場所が会場となり、嵐電車内も走るステージに早変わり。屋外メインステージとなる春日神社は西院駅から近く、子連れで観賞する人も多い人気会場です。この夏は「ザ・西院フェス」と名前を変え、総勢111組のミュージシャンがプレイします。今年より秋と春にも分割して年3回の開催となり、西院で楽しいことが年中起きそうな予感です。

ザ・西院フェス 2017

ザ・西院フェス 2017
8/5、8/6 入場無料チップ制
https://saifes.net/

ほかにもいろいろ 西院近辺の音楽関連スポット

西院

LIVE HOUSE GATTACA
(ライブハウス)
http://kyoto-gattaca.jp/
LIVE&SAKE 陰陽ネガポジ
(ライブハウス)
http://www.negaposi.net/
スタジオラグ 西院店
(スタジオ)
https://www.studiorag.com/saiinten/
Sound Studio - BeatFree 西院店
(スタジオ)
http://kyoto-gattaca.jp/beatfree/
京都ナッシュビル
(カントリーライブハウス)
http://web1.kcn.jp/nashville-kyoto/
アマデウス音楽研究所
(音楽会の企画・制作・マネージメント)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/amadeus/
夕方~You've got A cafe〜
(ミュージックカフェ)
http://you-gata.com/

大宮

きんこう楽器
(楽器店、音楽教室)
http://kinkomusic.com/
Piano Pub ふら~っと
(楽器セッション、ミュージックスクール)
http://www.geocities.jp/pianopub_flathome/
STUDIO 246 KYOTO
(スタジオ)
http://widewindows.com/246kyoto/
JEUGIA 大宮アプローズ
(ミュージックスクール、スタジオ、コンサートホール)
https://www.jeugia.co.jp/hall_6.html
京都大宮ブルーアイズ
(ライブハウス)
http://blueeyeskyoto.com/
KYOTO ROOTER×2
(ライブハウス)
http://rooterx2.com/
KYORO TRUST
(ライブハウス)
https://www.kyototrust.com/

など

ちょこっと嵐電さい遊記

西院は「さい」?「さいいん」?


「京都新聞」昭和36年5月18日 転載

西院はその読み方が何度か議論されてきた土地です。地名の由来としては、かつて道祖(さい)大路(佐比大路・細井大路とも。現:佐井通)に沿って佐比川が流れ、別名「西院」と呼ばれる淳和(じゅんな)天皇の離宮が近くにあったことなどから、といわれています。書物では「さいゐん」「さゐん」という表記が先に見られ、その後に「さゐのた(田)のけん」として「さい」の呼称が登場し、明治22年の町村制の施行により「西院村」となった頃は「さいむら」と呼ばれていたようです。そして、昭和9年の京都府告示により「さいいん」が公称化されました。
昭和36年の京都新聞紙上でも、連載コーナー内にて「どちらが正しいの?」というタイトルで、嵐電「SAI」と阪急電鉄「SAIIN」それぞれの駅名について触れられています。昭和3年に開通した阪急電鉄よりも、明治43年に開通した嵐電の方が古いですが、記事内ではどちらが正解とも結論を出されておらず、最終的には読者の判断に委ねられています。
ちなみに現在では、古くから西院に住む年輩の人いわく、「さいん」と発音しているそうです。

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