ぶらり西院さい発見!

西院駅から出かけよう

第4回 /
昼も夜も楽しめる 嵐電で行く、とっておき紅葉スポット

普段見慣れた景色が、赤や黄に染まる紅葉シーズン。嵐電沿線の神社やお寺でも 紅葉ライトアップと夜間拝観が行われます。昼と夜で違った姿を見せる紅葉巡りにでかけませんか。
※諸事情により予告なく拝観中止の場合がありますので、お出かけ前にご確認ください。

鹿王院

光の中に浮かび上がる幽玄な紅葉

足利義満が長寿を願って創建した覚雄山宝幢寺の開山塔として、建立された鹿王院。風雅な名前の由来は、建立の際、白鹿が現れたことと、釈迦の最初の説法(初転法輪)の地である鹿野苑(ろくやおん)の伝承に基づくと伝えられています。京都十刹の一つであった名刹・宝幢寺は応仁の乱の際に消失しましたが、鹿王院のみ再興されました。
この鹿王院の夜間特別拝観が行われます。義満筆の「覚雄山」の扁額を掲げた山門をくぐると、同じく義満の手による「鹿王院」の額を掲げた客殿があり、本堂、舎利殿、本庭が広がります。本庭は、嵐山を借景に室町時代の石組みや400年の銘木が並び、往時を思わせるような格調高い雰囲気をたたえています。
夜間拝観は事前申し込み制による各日100名限定公開のため、ゆったりと観賞できます。贅沢な秋の夜のひとときを過ごしてみませんか。

夜間特別拝観 11月26日(日)~12月9日(土)
拝観時間 17:30~19:30(受付19:00まで)
事前申し込み制・各日100名様まで(先着順)
嵐電ホームページより http://randen.keifuku.co.jp/randen_news/detail.php?id=185
拝観料 1500円(茶菓子・拝観記念品付き)申し込み時にクレジットカードまたは銀行振込にて事前支払い
お問い合わせ 京福電気鉄道株式会社 沿線担当075-277-2877

アクセス:西院駅から鹿王院駅まで約19分
嵐山本線「鹿王院」駅より徒歩約4分

北野天満宮

秋色の御土居を眺めて一服

境内西側に豊臣秀吉公が築いた土塁「御土居」の一部が残り、史跡に指定されています。御土居一帯は紅葉の名所「もみじ苑」として公開され、千利休居士が考案したといわれる麩の焼を再現したお菓子と共に楽しめます。夜間ライトアップ期間には、上七軒の舞妓による舞や北野天神太鼓会の奉納演奏なども催されます。

夜間ライトアップ期間 11月11日(土)~12月3日(日)
入苑時間 9:00~16:00 夜間ライトアップは日没~20:00
社務所・授与所受付時間 もみじ苑ライトアップ期間中9:00~20:00
もみじ苑入苑料(茶菓子付き) 大人700円、こども350円
北野天満宮お問い合わせ:075-461-0005

アクセス:西院駅から帷子ノ辻駅で北野線に乗換え、北野白梅町駅まで約24分
嵐電北野線「北野白梅町」駅より徒歩約5分
※嵐山本線から北野線への乗換え時間は含みません

大覚寺

水面に映る紅葉が生み出す幻想的な空間

夜間特別拝観「真紅の水鏡」として、大沢池周辺の広大なエリアがライトアップされ、紅葉と光と水の競演が楽しめます。放生池の水面に映る心経宝塔の姿は幻想的で、圧巻の光景。1200年の歴史を重ねてきた悠久の時間を感じながら、夜の紅葉を観賞してみては。

夜間特別拝観期間 11月10日(金)~12月3日(日) ※本年度は夜間特別拝観行事中の諸堂エリア拝観不可
夜間特別拝観時間 17:30~20:30(受付終了20:00)
拝観料:大人500円、こども300円
大覚寺お問い合わせ:075-871-0071

アクセス:西院駅から嵐電嵯峨駅まで約20分
嵐山本線「嵐電嵯峨」駅より徒歩約20分
嵐山駅より徒歩約25分またはバス乗り換え「大覚寺」下車すぐ

宝厳院

紅葉に囲まれて、思いを巡らせるひととき

『都林泉名勝図会』にも掲載された名園「獅子吼(ししく)の庭」が夜間公開されます。「獅子吼」とは仏が説法するという意味で、庭園内を散策して鳥の声や風の音を聴き、人生の心理などに思いを馳せる趣向となっています。嵐山を借景とした回遊式山水庭園の紅葉が織りなす、幻想的な空間を堪能できます。

秋の夜間特別拝観 11月10日(金)~12月3日(日)
夜間特別拝観時間 17:30~20:30 ※受付終了:(本堂)20:00、(庭園)20:15
拝観志納料(庭園)大人600円 小中学生300円
※宝厳院本堂特別公開:要別途志納料(大人500円・小中学生300円)
宝厳院お問い合わせ:075-861-0091

アクセス:西院駅から嵐山駅まで約21分
嵐山本線「嵐山」駅より徒歩約7分

ちょこっと嵐電さい遊記

西院と共にあり続ける神社

西院駅の北西に位置する西院春日神社。天長十年(西暦833年)、淳和天皇が仁明天皇に譲位し、淳和院(西院)に移った際、勅諚により奈良の春日四座大神を勧請し、守護神としたことが縁起です。病気平癒、災難厄除の大神をまつる本殿、病気を癒すという伝説のある「疱瘡石」、旅行安全・交通安全の守り神 「還来(もどろき)神社」、神石「梛石」などがまつられています。

由緒正しき神社でありながら、西院地域一体で開催される夏の「西院フェス」ではメイン会場となっており、境内には幼稚園もありピアノの音が流れてきます。そんなどこか親しみやすさを感じさせる西院春日神社について、第39代宮司を務める米川安宜さんにお話を聞きました。

米川さんの思いは「敬われながらも人々と距離感の近い神社、参拝に来てすぐ帰るのではなく、一休みしたり、気軽に立ち寄れるような場でありたい」ということ。また、神社に話が持ち込まれた時は、崇敬の念を忘れず道理がかなっていれば、なんとか力になってあげることはできないだろうかと考えるそうです。

そのため、西院フェス発足当時に協力依頼があった際には、西院がより活気づくならば大神様も喜ばれるのではと、快諾。ただし、「ここはただ自分たちが楽しむための貸会場ではない。大神様に音楽を奉納し、それを皆が喜ぶ場であることを忘れないように」、さらに「やるからには、近隣他府県の人が京都に遊びに行くと言ったときに、四条河原町などではなく、『西院に行く』と言わせることを目標にするつもりで」と伝えたそうです。

時代とともに人や店舗が増え、嵐電西院駅もリニューアルした西院について、「西院は不易流行。昔から独特の文化やにぎわいがある面白いところです」と米川さん。今後西院がどのように移り変わっても、西院春日神社は平安の時代より西院とそこに住む人を見守り、共にある存在として、変わらず見つめ続けることでしょう。

京都西院 春日神社 http://www.kasuga.or.jp/
無休・常時開門
授与受付:9時~18時
嵐電1日フリーきっぷ特典 「福種」進呈
「京都洛西ご朱印めぐり」イベントにて、特製縁起物「福美鈴(ふくみすず)」を授与
くわしくはこちら

アクセス
嵐山本線「西院」駅より、徒歩約3分
京都西院 春日神社 075-312-0474

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