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第5回 /
今年の恵方は南南東!福を呼び込む節分・四方参りへ

今年の恵方は南南東!福を呼び込む節分・四方参りへ

『節分』は、節を分けると書くように、季節の変わり目の立春・立夏・立秋・立冬の年4回あります。やがて、新年最初の節分にあたる立春の前日・2月3日に、邪気を祓い福を呼ぶとして、節分祭が行われるようになったそうです。旧暦ではそれぞれ大晦日と元旦にあたります。
京都の各地で節分祭が催されますが、京都独特の風習である「四方(よも)参り」に出かけてみませんか。嵐電でアクセスしやすいスポットをご紹介します。

「四方(よも)参り」って何?

季節の変わり目には邪気(鬼)が生じ、特に陰と陽の境目にあたる北東の方角は気が不安定と考えて鬼が出入りする「鬼門」とし、御所の四方の鬼門を護り、邪気を払ってきました。鬼は北東の表鬼門にあたる「吉田神社」に現れて追われ、次に南東の「八坂神社」(伏見稲荷大社とする説もあり)、南西の裏鬼門「壬生寺」、北西の「北野天満宮」と、次々に現れては追われて行きます。そして最後に北野天満宮で末社・福部社の中に閉じ込められるそうです。立春の前日に、鬼門にあたる四つの神社仏閣に参ることを「四方(よも)参り」といい、邪気を祓い一層の福を招くといわれています。

壬生寺

壬生寺
壬生寺

延命地蔵菩薩を本尊とする、新選組ゆかりの寺としても名高い壬生寺では、地蔵菩薩の誓願である庶民大衆の除災招福を祈願して、節分厄除け大法要が3日間にわたって行われます。御所の裏鬼門(南西)に位置することから、白河天皇の発願によって始められたと伝えられ、900余年もの歴史を持つという由緒ある行事です。

壬生寺には、台詞がなく身振り手振りで行われる重要無形民俗文化財「壬生狂言」が伝わっており、鉦と太鼓の独特の音から「壬生さんのカンデンデン」と親しく呼ばれています。2日と3日には、この壬生狂言の中から教訓を含んだユーモラスな演目「節分」が繰り返し上演されます。また素焼きのお皿、炮烙(ほうらく)に家族知人の名前と数え歳、願い事などを墨書きして奉納するのも壬生寺ならではの信仰。奉納した人は厄除け・開運を得るとされ、炮烙は春に公開の壬生狂言「炮烙割」の上演中に舞台で盛大に割られます。節分厄除けお札や開運起き上がりダルマ守などの授与、聖護院山伏衆による大護摩祈祷、御詠歌の奉納、本堂にお供えした鏡餅の一部を入れて無病息災を祈願した招福ぜんざいの無料接待などが催され、大勢の参拝者でにぎわいます。

2月2日~4日の参拝時間 8:30~21:30
2日 大護摩祈祷、稚児行列
2・3日厄除け祈祷会と星祭り修行、昇殿祈祷、壬生狂言上演
4日 招福ぜんざい無料接待(10:00~先着順)
※壬生狂言上演は2・3日の13:00~20:00(1日8公演、毎時00分開演)
 料金無料

境内無料
嵐電1日フリーきっぷ特典 オリジナルカード進呈
アクセス:嵐山本線「四条大宮」駅より、徒歩約7分
または西院駅から徒歩約15分
お問い合わせ:075-841-3381

北野天満宮

北野天満宮
北野天満宮

「学問の神様」として親しまれる菅原道真公をまつる北野天満宮では、立春の前日に、節分祭と追儺式(ついなしき)が執り行われます。追儺式は向こう一年の災厄を祓い、病いを除く祈りを込めた行事です。本殿で節分祭が行われた後、神楽殿にて茂山千五郎社中による「北野追儺狂言」が奉納されます。そして上七軒歌舞会の芸舞妓さんによる日本舞踊の奉納と豆まきが行われ、参拝者がまかれる豆を手に入れようと詰めかけます。災難厄除けのお札やお守りのほか、「福豆」も授与されます。

2月3日10:00~節分祭、13:00~追儺式

楼門開閉時間 10~3月:5:30~17:30
授与受付 9:00~17:00
嵐電1日フリーきっぷ特典「オリジナルしおり」進呈
アクセス:西院駅から帷子ノ辻駅で北野線に乗換え、北野白梅町駅下車(所要約25分)
嵐電北野線「北野白梅町」駅より徒歩約5分
※嵐山本線から北野線への乗換え時間は含みません
お問い合わせ:075-461-0005

日本のハロウィン?「節分おばけ」

京都では節分に「おばけ」がでます。普段と違う仮装をして鬼の目をだましてやり過ごし、魔よけ、厄払いをする行事で、まるで日本のハロウィンのよう。若い女性が年配女性の髪型を、老婆が少女の髪型を結うなどしたことから、「お化髪」と漢字が当てられるようになったともいわれます。「節分おばけ」は上七軒、宮川町などの花街で今でも行われており、節分の日にその近辺に行けば、仮装した芸舞妓さんに出会えるかもしれませんね。

嵐電で厄払い 「節分お化け」電車がやってくる!


 2月3日、「節分お化け」の一行が嵐電の臨時電車(四条大宮駅~嵐山駅間)に乗車します。江戸時代末期より京都の町衆文化として広がったと伝わる「節分お化け」は、厄除け災難除けの節分の風習のひとつ。この風習をもっと広くみんなに楽しんでもらえるように復活させようと、島原の司太夫が代表をつとめる島原応援団「こったいの会」が、19年前よりお化けに仮装して節分参りを続けています。一行は、壬生寺参拝の後、四条大宮駅から嵐電に乗って嵐山駅で降車し、天龍寺へと向かいます。ユニークな仮装をこらしたメンバーと共に嵐電の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

臨時電車

 2月3日(土)    四条大宮 14時19分発 → 嵐山 14時43分着
※「節分お化け」と一緒に一般のお客様も乗車できます。途中駅での乗降も可能。

ちょこっと嵐電さい遊記

心も体もぽかぽかに!街中の癒やしスポット・銭湯へ

節分の時期は京都が一番冷え込む季節といわれます。大きな浴槽でのびのびとくつろける、銭湯で体の芯からあったまってみませんか。0時過ぎまで営業している銭湯も多いので、節分祭や仕事の帰りで遅くなっても間に合います。西院駅周辺の銭湯をご紹介します。

※営業時間、定休日などは事前にお問い合わせの上、お出かけください。

弥生湯 京都市中京区壬生西土居ノ内町25 13:00-0:00 定休日:火曜 075-311-1126
金山湯 京都市中京区壬生西土居ノ内町44 14:00-1:00 定休日:土曜 075-311-9544
盛好湯 京都市中京区壬生松原町54 14:30-23:50 定休日:水曜 075-311-8828
五色湯 京都市中京区壬生東大竹町2 15:00-0:00 定休日:月曜 075-811-5544
中央湯 京都市下京区中堂寺北町1-4 15:00-22:00 定休日:日曜 075-311-0153
旭湯 京都市右京区西院東今田町9-1 14:15-0:30 定休日:金曜 075-311-4833
戎湯 京都市中京区壬生中川町6-1 15:00-20:30 定休日:水曜 075-821-3440
芋松温泉 京都市中京区壬生森町40 15:00-23:00 定休日:金曜 075-811-4623

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